こうあるべき!は本当か?の話
台風21号が、関西や四国を中心に大きな爪あとを残しました。
そこで一般人がスマホで撮影した、車が横転したり建造物が倒壊する動画が注目されています。
皆がどこでもスマホで撮影ができる、これは技術の進歩で世の中が変わった一例だと思います。
そんな中、テレビ局や新聞社などの大手メディアが
「SNSにアップした災害の映像をください!」
と、投稿した一般の人にへーこらへーこらお願いしてまわってるのを見ます。
大手メディアのこの姿勢、どう思いますか?
僕はいい!と思います。
メディアの世界は「汗をかけ」「足で稼げ」というのが常識なのだと想像します。
自社のカメラマンが撮影した映像を使用するのが当たり前、というところ。
机に座ってメールのやりとりでこの仕事をすることには、甘えてるんじゃないのーって感じる部分が確かにあります。
しかし批判の声を浴びながらもプライドを捨てて、つぎつぎ交渉にあたるその様は、なかなかに壮絶。
メディアの目的は、注目を集め、スポンサー=お金を集めることで。
耳目を集める映像を得るために「こうあるべき」を捨てたなりふり構わない姿勢は、一見見苦しいのですが、世の中の変化に合わせて常識を打ち破る積極的な姿勢だ、と思いました。
今回は大変な災害でした。
被害を受けた方にとっては、こういった映像は不快だろうと思います。
最後になりましたが、お見舞い申し上げます。